解決事例

STORY

解決事例

母子手帳がなくても受給が可能です!

給付金額50万円

対象者の症状無症候性キャリア

お客様Aさん(相談時70歳)

ご紹介する弁護士西村 学

母子感染ではないことを否定することができました

Aさん(相談時70歳)は、平成27年に受けた会社の健康診断でB型肝炎ウィルスの検査結果が陽性と出たため、平成27年9月頃、サリュにご相談くださいました。
相談時、Aさんのお母様が既に亡くなられており、母子感染ではないことの証明が難しいのではないかと予想されていましたが、亡くなられた際のカルテを取寄せ、確認したところ、お母様の血液検査結果から、母子感染を否定することができました。

予防接種を受けたことも証明

また、Aさんは母子手帳を紛失されており、給付金支給対象となる予防接種を受けたことを改めて証明しなければなりませんでした。Aさんの子どもの頃住まわれていた自治体には、予防接種台帳が残されていませんでしたが、医師にAさんの腕に予防接種の接種痕が残っている旨の意見書を作成してもらい、予防接種を受けたことが証明できました。

早期の解決で、感謝のお言葉をいただきました

平成28年1月13日に訴訟提起をしましたが、追加資料提出もあまりなく、平成28年11月2日に和解が成立しました。
比較的早期の解決となり、Aさんからは感謝のお言葉をいただきました。

担当弁護士からのメッセージ

少しの可能性でも諦めずに
挑戦すれば、道は拓ける

Aさんはご相談時点で、かなり前にお母様(死亡時80歳以上)が亡くなっており、当初、母子感染でないことの証明が困難と思われました(①そもそもカルテがあるか、②あったとして80歳以上でなくなっているのでHBc抗体までださないといけないのではないか等、クリアしなければならない点が多くあったためです)。何とかできないかと、ご本人と打ち合わせの上、病院にカルテが残っているか確認しに行ってもらったところ、奇跡的にカルテが保管されており、さらに、79歳の頃の血液検査結果が残っていたことから、HBs抗原のみの資料提で足り、解決に至ることができました。
少しの可能性でも諦めずに挑戦すれば、道は拓けると実感した事例でした。